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雲の種類


 雲は国際的に下の表の10類に分類し,通報することになっています。
 外国の人は「入道雲」とか「いわし雲」とか言われても分からないでしょうから,これは当然のこととして,それでは全ての雲がきっちりとこの10類に当てはめることが出来るかというと,なかなか難しい場合があります。

 旅行中の気象台の職員が空を見上げて,「あの雲,何でとる?」と職業意識に燃えて話をするのはそんなとき。下の表を見ても分かるように,緯度によって高度が違いますから,北海道の職員が沖縄に転勤するとしばらくは慣れないのではないでしょうか。

雲の10類の名称とよく現れる高さ

よく現れる高さと説明名称英名略語
上層 極地方  3〜8km
温帯地方 5〜13km
熱帯地方 6〜18km
巻雲CirrusCi
巻積雲CirrocumulusCc
巻層雲CirrostratusCs
中層 極地方  2〜4km
温帯地方 2〜7km
熱帯地方 2〜8km
As:普通中層に見られるが,上層まで広がっていることが多い
Ns:普通中層に見られるが,上層及び下層に広がっていることが多い
高積雲AltocumulusAc
高層雲AltostratusAs
乱層雲NimbostratusNs
下層 極地方  地面付近〜2km
温帯地方 地面付近〜2km
熱帯地方 地面付近〜2km
Cu,Cb:雲底は普通下層にあるが,雲頂は中,上層まで達していることが多い
層積雲StratocumulusSc
層雲StratusSt
積雲CumulusCu
積乱雲CumulonimbusCb



 要するにCumulus,Stratus,Nimbus,Alto,Cirrusの五つの言葉の組み合わせです。毎日観察していると,すぐに分類できるようになりますよ。


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